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鍼灸治療

弊院での鍼灸治療は中医学を採用しているところが最大の特徴です。中医学とはあまり聞きなれない言葉かもしれませんが、数千年という長い歴史に裏付けられた、生理学、病理学、薬学などの理論と臨床経験に基づいた中国の伝統医学です。
その特徴は、西洋医学の病名にとらわれることなく、患者様の体質と病の原因を追究して治療をすすめていきます。そのため、同病異治(同じ病だけど治療が異なる)や異病同治(異なる病だけど治療が同じ)ということがよくあります。
中医学では、すべての病の原因は「気の偏在」であるとされています。体の中をたえず循環している「気(き)」・「血(けつ)」・「水(すい)」といわれる生命活動を円滑におこなうために必要な三要素の過不足、肝の臓・心の臓・脾の臓・肺の臓・腎の臓といった五臓のバランス状態などを詳しく調べ、その偏在を整えることを目的に治療をしていきます。

よくあるご質問

Q.鍼灸治療に健康保険は使えますか?
弊院での鍼灸治療は、実費での治療のみとなっております。
Q.鍼って痛くないですか?
熟練した鍼灸師が治療を行いますので、痛みを感じることはほとんどありません。
また、鍼の太さは髪の毛程度の細い鍼ですので、安心して治療をお受けください。
Q.鍼で感染することはないのですか?
弊院では、常に滅菌された新しい鍼を使用しており、使用後は再使用することなく破棄しています。
Q.鍼灸治療の効果はすぐに出ますか?
症状や病の原因、体質によっても異なります。
風邪の症状や急性症状の場合は1回の治療で大きな効果が期待できます。
慢性的な運動機能疾患では、効果を感じるまでに何回か治療が必要な場合もございます。
Q.治療した日はお風呂に入っても大丈夫ですか?
治療後1時間以上の時間をあけていただければ入浴可能です。
Q.どんな服装で行ったらよいですか?
普段着でご来院いただいて大丈夫です。
Q.お灸って熱くないですか?
少し熱く感じる場合もありますが、火傷の心配はなく、安心して治療を受けていただけます。
Q.美顔や美容の治療はやっていますか?
幣院では、美顔や美容を目的とした鍼灸治療は行っておりません。
Q.妊娠中に鍼灸をしても大丈夫ですか?
はい、大丈夫です。妊娠中のつわりや逆子の治療にも鍼灸治療は有効です。
Q.病院での治療中や投薬中に鍼灸をしても大丈夫ですか?
鍼灸治療は病院(西洋医学)の治療と併用することも可能です。
検査結果やお薬手帳などがありましたら初診時にご持参ください。
Q.アトピー性皮膚炎、ぜん息、鼻炎といったアレルギー症状にも鍼灸は効きますか?
はい、治療効果が期待できます。
ただ、アトピー性皮膚炎やぜん息といったアレルギー症状では、長期的な治療が必要となる場合が多くみられます。

小児はり

小児はりの適応年齢は、生後1ヶ月~小学生です。
大人のはり治療とは異なり、小児はりは体にはりを刺すことはなく、とっても気持ちのよい治療です。

弊院の小児はりは、大師流の小児はりです。 大師流は大阪の八尾(大師流はり灸療院)で生まれ、約130年の歴史があります。 大師流では、皮膚表面をなでるように使っていくため、羽毛でなでられたような非常に心地よい刺激です。自律神経の興奮状態をおさめ、内臓の働きを高めることにより、お子様の成長と健康をサポートしていきます。 はりを体内へ刺入することはないので安全です。小児はりは大人が受けても心地よいはりです。
まずは、お父さん、お母さんから体験してみてください。

小児はりの適応症状

ものを投げる、噛む、自分の頭を床や壁にぶつける、叩く
夜泣き、キーキー声
なかなか寝ない、落ちつきがない、なかなか泣きやまない
ダダをこねる、好きなものしか食べない
便秘、下痢、夜尿症、吃音(どもり)
小児喘息、中耳炎、アトピー性皮膚炎
鼻炎、風邪を引きやすい、健康増進、虚弱体質の改善
チック症、自閉症、多動、発達障害
多くの小児の症状に効果があります。
お気軽にご相談ください

よくあるご質問

Q.なぜ効くのですか?
小児はまだツボができあがっておらず、皮膚を面としてとらえて治療をしていきます。自律神経と皮膚は密接に関係しており、自律神経が緊張すると同時に皮膚にも緊張があらわれてきます。小児はりで皮膚の緊張をゆるめることで、自律神経の緊張もゆるみ症状の改善につながります。
Q.何歳から治療をうけられますか?
生後1ヶ月から12歳ぐらいまでが小児はりの適応年齢となります。
Q.カンムシってなんですか?
カンムシとは、ひどい夜泣き、噛みつく、叩く、ものを投げる、すぐに怒るなど、子供の成長期に過剰にあらわれ、自律神経の過剰な興奮や乱れが原因でおこる小児の神経症状の俗称です。
この他にもカンムシの特徴として、眉間やこめかみのところに青筋がでる、髪の毛が逆立つ、顔が青白い、目つきがするどくなることがあります。
Q.カンムシの原因ってなんですか?
子どもの脳と身体は、とても早いスピードで成長していきます。
心と体の成長のバランスの崩れや、疲労からくる不快感を身体で表現しているのがカンムシです。
自分でうまく言葉で表現できるまでは身体で表現するしかありません。
そのため乳児は、不快感やしんどさを夜泣きやなどのカンムシ症状として表現します。 幼児になると多くの言葉が話せるようになりますが、自分の思い通りにならないことも増えてくるため、そのいらだちが様々な疳の虫としてあらわれてくることがあります。 脳の発達とともにカンムシ症状がおこってきますので、成長の証でもあります。
Q.カンムシと食生活は関係あるのですか?
カンムシを漢字で書くと、このように「疳虫」とかきます。
「疳」という漢字は、「やまいだれ」に「甘い」と書きます。
漢字が示すように、甘いものの摂りすぎもカンムシがひどくなる原因となります。
また、食事の過多、肉類、味の濃いもの、生もの、冷たいものもカンムシの原因となることがあります。喜んでたくさん食べてくれるのは両親としてとても嬉しいことですが、それがかえってカンムシの原因となっている場合も少なくありません。
また授乳期はお母さんの食事内容が母乳を通じて赤ちゃんに影響しますので、お母さんの食事内容の改善が必要となる場合もあります。
Q.小児はりは何回ぐらい受ければ良くなりますか?
お子様の状態や症状によって変わりますので、一概に何回とは言えませんが、慢性的な疾患では長期的な継続した施術が必要となることが多いです。最初は状態を見極めるために週に2~3回のペースで治療をさせていただき、状態をみながら施術の間隔をあけていきます。
お子様の健康管理、健康増進を目的として定期的に小児はりを行うこともできます。
Q.小児はりは習慣性がありクセになりますか?
小児はりには習慣性はなくクセになるようなことはありませんが、大人もマッサージをしてもらうと、またしてもらいたいと思うように、小児はりも気持ちが良いため、身体がしんどくなってくると、お子様が小児はりを受けたいとせがむ場合があります。
Q.小児はりを受けた日はお風呂に入っても大丈夫ですか?
はい、いつもと同じ生活をしていただいて大丈夫です。
Q.小児はりは感染や副作用の心配はありませんか?
弊院の小児はりは、専用はりで皮膚をなでるだけですので、体内に刺入するようなことはありません。そのため感染の心配がなく衛生的です。
また小児はりは、お子様が本来もっている免疫や自律神経といった機能を整えて手助けするものですので、薬のような副作用はなく安全です。
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