こんにちは、たくみ養心堂のスタッフ和田です。
朝は6時過ぎだとまだ真っ暗ですし、夕暮れも5時には暗くなります。秋というよりも本格的な冬に入ってきていますね。寒いですが体調を崩されたりしていませんか?
さて、冬といえば東洋医学では「腎の臓」が深く関わる季節です。
その特徴を古典では「閉蔵」と言いあらわしています。もろもろのものが門戸を閉ざして閉じこもる季節です。
『黄帝内経素問(こうていだいけいそもん)』より
冬三月、此謂閉蔵。
水冰地坼、無擾乎陽。
早臥晩起、必待日光、使志若伏若匿、若有私意、若已有得。
去寒就温、無泄皮膚、使気亟奪。
此冬気之応、養蔵之道也。
逆之則傷腎、春為痿厥、奉生者少。冬は「閉蔵」の季節という。
冬の三ヶ月間は、万物の生機が閉じこもる。
至る所で川が凍り、地が裂け、天の陽気は万物から遠ざかる。
夜は早く寝、朝はゆっくりと起き、日の出日没に伴って起居すべきである。
欲望を潜めながら、すでに遂げたような満足感を保つ。
体内の陽気を洩らさないように、寒い刺激を避け、体を温かく包む。
これは冬の「閉蔵」の気に相応する養生法である。
これに背くと、冬によく活動する腎気(じんき)が傷む。
すると、翌春に足がしびれ、腰が曲がる病気になるのである。
冬はわかりやすく言い換えると「充電」の季節です。活発に行動して消耗することはさけて、芽吹く春にむけて準備をしていくことが大事です(^-^)